「認知症カフェってどんなところ?」希望や人とのつながりを作る認知症カフェについて認定看護師が解説します

みなさん、こんにちは。 認知症看護に携わっていると、ご本人やご家族から「診断を受けてから、これからどうなるのか不安で眠れない」「デイサービスを勧められたけれど、本人が行くのを嫌がって引きこもりがちになっている」といった切実な声をよく伺います。

「もう今までの生活は送れないのではないか……」

そんな深い不安の中にいる方に、ぜひ知っていただきたい場所があります。それが「認知症カフェ(オレンジカフェ)」です。

今回は、厚生労働省の資料や実際の参加者の声をもとに、「認知症カフェってどんなところ?」という疑問にわかりやすくお答えします。

認知症カフェは「絶望から希望に繋がるための場所」

認知症カフェは、一言でいうと「認知症の人やその家族、地域住民、医療・介護の専門家など、誰でも気軽に集える場所」です。

ヒッコリー
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認知症カフェは、不安を希望に繋げるための場所です。認知症に対してマイナスなイメージを持っている方・これから認知症を知りたい人の、心を軽くする場所・つながりを持って安心できる場所なのです。

実際に認知症カフェでは「お茶を飲みながらリラックスして語り合う」ことから多くの学びや繋がりが生まれています

それにより、参加した方たちのたくさんの“良い変化”が生まれています。

実際の利用者の声

身近に参加した人がいない方は実際に参加した人の感想が気になりますよね?

実際に認知症カフェに参加した方の声をいくつかお届けします。

  • 本人と家族の“繋がり”を取り戻した父親 「仕事をバリバリしていた父は地域との繋がりが薄く、デイサービスも拒否していました。でも、認知症カフェにだけは楽しそうに通い、笑顔で話をしています
  • 「施設への入所」を決心できた母親 「ケアマネジャーに施設を勧められても決心がつかなかったのですが、カフェで専門職の人とリラックスして話す母の姿を見て、『施設でも大丈夫だ』と思えるようになりました
  • 一緒に学び、前向きになれた妻 「診断後に自信を失っていた妻ですが、カフェで認知症について一緒に学ぶことで、少しずつ前向きになりました。本人も家族も、共に知る機会があるのは本当に助かります」
  • 理解者に囲まれて笑顔が増えた夫 「初期で介護保険は不要ですが、地域との交流を勧められても本人は乗り気ではありませんでした。でもカフェに来てみると、集まる人が理解してくれる人ばかりでとても楽しく過ごせています
ヒッコリー
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上記のような声をいただくたびに認知症認定看護師としてはすごく嬉しい気持ちになります。

カフェに来た方みなさんが言われるのは、「認知症に対するイメージが変わった」という言葉です。

2分でわかる!認知症カフェの疑問Q&A

「行ってみたいけれど、ちょっと緊張する……」という方のために、よくある質問をまとめました。

疑問答え
Q. 認知症の人だけが行く場所?いいえ、誰でも自由に入れます! お子さんから若い方、地域住民の方まで誰でも大歓迎の場所です。
Q. どんなことをしているの?過ごし方は自由です。 コーヒーを飲みながらおしゃべりをしたり、ミニ講話を聴いて情報を得たりできます。歌や体操が強制されることはありません。
Q. 事前の申し込みは必要?ほとんどのカフェで申し込みは不要です! 喫茶店に入るような感覚で、ふらっと立ち寄ってください
Q. 費用はどれくらいかかる?1回100円〜200円程度のところが多いです(主にお茶代の実費です)。
Q. 介護保険サービスなの?いいえ、介護保険サービスではありません。 年齢や要介護度に関係なく、誰でも利用できます
ヒッコリー
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認定看護師としての推しポイント:秘密厳守の相談ができる 

認知症カフェには、認知症ケアの専門知識を持ったスタッフ(看護師、社会福祉士、認知症地域支援推進員など)が必ず関わっています。

「今の治療方針に不安がある」「周りには言えない介護の愚痴を聞いてほしい」といった内容も、リラックスした雰囲気で相談できますし、もちろん秘密は守られますので安心してください。

まずはご家族だけ」の見学でも大歓迎です

もし、ご本人が「そんなところ行きたくない」と仰る場合は、まずはご家族だけで足を運んでみてください

最初の一歩は勇気がいると思いますが、入り口で「初めて来ました」と言っていただければ、スタッフや周りの方が温かく迎えてくれます。そこに行けば、あなたの悩みを「そうそう、わかるよ」と受け止めてくれる仲間が必ずいます。

認知症カフェの探し方

認知症カフェ(オレンジカフェ)は、国の施策として2012年から推進されており、現在は全国に6,000カ所以上あります。

お近くのカフェを探したいときは、下記の窓口で「近くの認知症カフェを教えてください」と尋ねてみてください。チラシや一覧表をもらうことができます。

「認知症カフェ」とネットで検索すれば、お近くのカフェ一覧を見ることができます。

  • お住まいの市区町村の役所(高齢者担当課)
  • 地域包括支援センター
ヒッコリー
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「最近他人と話す機会が少なくて来てみました」と言う人など

認知症関係なく地域でのつながりを持つ場所になっているところもあります

まずは気楽な気持ちでお茶を飲みに行ってみませんか?

ここでの出会いがきっとこれからの生活を支える光になってくれるはずです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。他にも、現場の視点から生まれたケアの知恵をたくさん用意しています。あなたの毎日に寄り添うヒントが、きっと見つかるはずです。

【参考資料】

厚生労働省 老人保健健康増進等事業「認知症カフェを活用した高齢者の社会参加促進に関する調査研究事業」リーフレット(認知症介護研究・研修仙台センター)

「DC-NET もしも認知症」認知症カフェ啓発リーフレット

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